打越さく良議員の山際大臣への「踏み絵」質問で思い出す、公然と他者の信仰の有無を推し量る宗教社会学者のこと

 立憲民主党の打越さく良参院議員が、山際経済再生担当大臣に対して統一教会の信者であるかどうか問い詰める「踏み絵」質問をし論議を呼んでいるようです。

 

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 さすがにこれには学者達からも批判の声が上がっています。

 

 

 はっきり言えば少し学者達を見直しました。いや、こんなのは当たり前の批判ではあるのですが、統一教会が絡むと、そんな当たり前のこともできない学者の臆病さ、卑怯さを目の前で見てきたので。

 この件で思い出したのが、以前、ツイッター上で宗教社会学者の橋迫瑞穂先生が(私のプロフィールはわざわざ信仰の有無を曖昧にしているのに)私を現役信者だと決めつけ、私が信仰の有無は明記していないと述べたら、では脱会者なのですねと確認してきたときのことです。踏み絵かよと。

 情報を公開していない他者の信仰の有無を公然と論じること自体がだいぶ野蛮なことではありますが、よりによって宗教二世問題を語る宗教社会学者が、宗教二世に対してこのようなことをしたのは怒りを通りこして呆れてしまいました。ネタ枠の人としていまでは認知しています。

 宗教二世に対して信仰の有無を訊くことについての私の見解はこれ。

 

 ちなみに、安倍殺害を受けて、橋迫瑞穂先生は宗教2世に向けて秘密厳守で話を聞くと述べています。

 信仰という最もプライベートなものについて、これほど鈍感な人がどれだけ「秘密厳守」できるのか不安になります。私が、信仰の有無を公然と訊いてくる人がいると相談しにいったらどうなるのでしょうか。

 打越さく良議員の騒動を見ながら橋迫先生も何か感じることがあったら良いのですがほとんど期待はしていません。